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赤毛のアン / ルーシー・モード・モンゴメリ [海外作品]


赤毛のアン (シリーズ・赤毛のアン)

赤毛のアン (シリーズ・赤毛のアン)

  • 作者: ルーシー・モード モンゴメリ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本


孤児だったアンが、ちょっとした行き違いでグリーンゲイブルスに引き取られるお話。

赤毛のアンも、シリーズが何冊も出ています。出版社もいろいろ。
最近私が借りて読んだのはポプラ社でしたが、10冊のうち7冊しか出ていません。
残りの3冊は、三笠書房か、新潮社で読みました。

実家にも全冊置いてありました。確か新潮文庫でした。
最初に読んだのは、小学生の高学年か中学生で、「赤毛のアン」だけ図書館で借りて、2冊目の「アンの青春」からは家のを読んだような気がする。
でも、4・5冊目の「アンの幸福」「アンの友達」辺りでつまづいて、最後まで辿りついたのは、最近読み返したときが初めてです(^^;
アンの幸福は、アンがギルバートに宛てた手紙形式が半分くらい占めているし、アンの友達は、舞台が一緒なだけでアンが主人公ではなかったからかな。
シリーズに出てくる周りの人々のお話、ではなく、全く出てきていない人の話がほとんどだから。

原題が、グリーンゲイブルスのアン→アボンリーのアン→プリンスエドワード島のアンとだんだん外へ向かっていくのも面白いところ。
その後は住んでいる家(場所)の名前になるけれど。

アンは想像力豊かで、夢見がち。それゆえにそそっかしい面も。
でも、1度失敗したことは2度と繰り返さない。
だんだん成長していくところも魅力的。

「輝く湖水」とか、「恋人の小路」とか、そんな名前をいろいろ付けます。
アンの楽しいところの1つ。

"Ann"ではなく"Anne"と発音してなどと、こだわりが見られます。
美しいものを愛するアンならでは??

アンが悲劇的な話が好きなのは、当時の流行なのかしら?
アンが創作する話は、主人公が死んでしまうとかそんなのが多いように感じました。

会ってすぐに「腹心の友」になると友情を誓うアンとダイアナ。
会っていきなり!?と思うけれど、2人には通じ合うものがあったのかもしれませんね。
アンが強要したに近いとはいえ(笑)。

憎んでいた(と思い込んでいた?)ギルバートとも和解、良き友、良きライバルへ。

思い込みも激しいけれど、何だか微笑ましい。
お堅いマリラの表情が、だんだん柔らかくなっていくような。
そんな周りの人まで影響を受けてしまいます。
もしかして、読んでいる人々にも・・?
そんなところがアンの素敵なところです。
アンに惹かれるところでしょう。

マシュウとマリラは兄妹。最初に読んだときは、なんとなく夫婦かと思っていました。

影の薄いマシュウだけれど、重要な位置にいます。
マシュウがいなければ、アンはグリーンゲイブルスにいることにはならなかったのでは。
物静かで無口で、そのくせ頑固で言い出したらゆずらない。
女性、特に女の子が苦手なのに、アンはそんなマシュウの心をとらえてしまったのです。
パフスリーブの話はマシュウに拍手です。

だいぶ前に、家族で北海道のカナディアンワールド(赤毛のアンをイメージしたテーマパーク)に行ったことがあります。
また行ってみたいと調べたところ、経営が上手くいかずに閉園し、今では市営公園になっているらしい・・。
シリーズを全部読んでみて、改めて行ってみたかったのに・・。残念。

※以上の記事は、2008年2月に書いたものです。
シリーズの中では、「アンの青春」、「アンの愛情」辺りが1番好きです。
「アンの娘リラ」もなかなかいいけど。
赤毛のアンのアンも「Anne」、アンネの日記のアンネも「Anne」。
それぞれの記事の名前をつけるときに、「g-anne」と「d-anne」にした私でした(^^;
タグ:モンゴメリ
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