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永遠のフィレーナ / 首藤 剛志 [国内作品]


永遠のフィレーナ (1) (アニメージュ文庫 (N‐011))

永遠のフィレーナ (1) (アニメージュ文庫 (N‐011))

  • 作者: 首藤 剛志
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1985/08
  • メディア: 文庫


小学生か中学生くらいで読みました。
最終巻が1994年に出ているようだから、ちょうどその頃かな。
新刊を待った記憶がないから。
今では絶版になっているっぽい??

全9巻。それなのに、最初に購入したのはなぜか3巻目だったりします。
そのせいか、3巻の印象が1番強いかも。

調べようと検索したら、ゲームがいっぱい出てきた。
ゲームになっていたのね・・。知らなかった。

著者は脚本家でもあるらしい。
私は知らないけど、ミンキーモモとか、戦国魔神ゴーショーグンだとか。
最近で言うと、ポケモンも手がけているらしい。

デビス帝国の男奴隷の闘技士として育てられたフィレーナ(実は女性!)。
しかし、コロシアム(?)のようなもので、戦いを進めるうち、師と当たり、師の命と引き換えに出生の秘密を知らされる。
実は、フィレーナは滅ぼされたフィロセラの王女だった・・。

どの巻かのあとがきで書いていたのが、著者は最初からとことん調べる性質だとか。
歴史も例に漏れず、でもローマ時代くらいまでしかたどり着けなかったって。
なんとなく、ローマ時代っぽい雰囲気。+妙に電子化されているようなところもあって、SFちっくな感じもする。
1度科学が発達してから、衰退したようなイメージ?

日本、地球の行末を暗示したようでもあり。
何だか壮大なテーマになっていく。

女奴隷のリラがどんなときも元気でフィレーナを励ましていて、そんなところが魅力的です。
形式上、フィレーナの「妻」なんですが(^^;

北の海で発見されたフィロセラの船。そして文献。
リラが電子ノート(?)を相棒にフィロセラ語字典まで作成してしまう。
リラいわく、フィロセラ語はわざと解読できないような言語になっている。そのわけは・・?
ちなみに、フィレーナ、フィロセラの「フィ」は海という意味。

草原の民アマネラと狼犬ギャッピーが登場するのが3巻。
アマネラの価値観。
たとえ流浪の民でも、国がなくても、自分たちが生きている限り、民族の血は絶えない。
働くのは女性。男性は性の役割のみ。
フィレーナとリラは疑問を抱くが、毅然としたアマネラの姿勢は格好いい。
ところが、アマネラも出産と共に命を落とす。
しかもその子供も奇形児ですでに生命体ではなかった。
その後、ギャッピーはフィレーナと行動を共にするようになる。
ギャッピーも好きなキャラの一人。
オスとして、メスのフィレーナを守るみたいな感じ(^^)

森の民。
汚染された海。
2つ(3つだったかも)の月。

フィレーナに「生きろ」と言って死んでいく人びと。
だんだんフィロセラのことがわかってくるが・・。
でも、最後は一体、どうなったのか、いまいち理解できなかったような・・(おい)。

1番最後のあとがきは、フィレーナのフィナーレです(笑)。

※以上の記事は、2007年10月に書いたものです。
このブログを再開するまでに書いた記事のストックがなくなってきたぞ・・(^^;
タグ:首藤剛志
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