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恋空-切ナイ恋物語- / 美嘉 [国内作品]


恋空―切ナイ恋物語 スペシャル・バージョン〈上〉 (魔法のiらんど文庫)

恋空―切ナイ恋物語 スペシャル・バージョン〈上〉 (魔法のiらんど文庫)

  • 作者: 美嘉
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2008/05/24
  • メディア: 文庫


映画化されたのを、テレビでやっているのを見て、読んでみたいなと思ったお話。
でも、そのテレビは途中からしか見ていないのだけれど。
書籍があるのかどうかetc.調べるためにネットを見ていたら、あまり評判が良くないらしい。
「実体験」とうたっているのが、違うんじゃないか、ということらしい。

ま、そんなことを踏まえつつ。
文庫のスペシャルバージョンを、図書館で借りてきて読みました。
文庫では、上中下の3冊に分かれていたのだけれど。

まず上。
書き方が、素人っぽいと思ってしまった。
まあ、ケータイ小説だもんね。素人だよね。当たり前か。
あと、テレビを見たときは、結構大人しい子で清純な感じかと思ったけれど、ちょっとイメージが違った。
まあこれも、映画化とかすると、イメージが違うのは、よくあるよね。
でも、スラスラと読んじゃいました。

次に中。
続きが気になる~。
学校生活をとてもenjoyしていて、私も普通の高校行ってみたかったな~と思ってみたり。
通信に行っちゃったからね。ひきこもり生活だったからなー。
いまさらながら、後悔とまではいかないけど、ちょっと惜しい気にさせられた。

そして下。
小説で優のファン(!?)になってしまった私は、美嘉がヒロを選ぶときには、涙を流しちゃいました。
死んじゃうときじゃないのかよ、という・・(^^;
美嘉はその後、他の人と恋愛はしないのかな?
優と結ばれたらいいのに・・なんてね。ありえないか。

「砂時計」も藤くん派だったし、「ひとひらの恋が降る」でも凪くん派だったし、なんだかエンディングが私の好みにはならない(笑)。
漫画とかは、最初の想い人と結ばれる方が多そうだよね、「ひとひら・・」は違うけど。

あと、美嘉と優だけ名前が漢字なのが気になるのよね。他はカタカナなのに。
たまにフルネームで書かれていて、その時は漢字だけれど。
優は優しいからとか話題が出てくるから?
でも、ウタだって、自分で詩だってしゃべっていたような。
美嘉は、自分自身だからなのかと思ったけれど、優が漢字でヒロがカタカナなのはなんでだろう?
逆だったらまだわかるのだけれど。
何を差別化しているのだろう?特に意味はないのかな?
な~んて、またずれたことを考えてしまう。

あと、ペンネームが「美嘉」っていうのも、ケータイ小説っぽいよね。
普通の本では、ペンネームでも名字と名前とあるのがほとんどだもんね。

あんまり評判はよくなくても、私は、続きが気になる~って、夢中で読むくらい(テレビで見てだいたいの話は知っていても)、面白かったですよ。
普通の物語として読んだからかもしれないけどね。
でも、前半より後半の方が良かったですね。

そのうちに、ヒロの視点で書かれた、「君空」も読もうと思っています。

※以上の記事は、2009年5月に書いたものです。
特にこの本を読んでみようと思ったきっかけは、ヒロの別れた原因が、ヒロが癌であるからということ。
私が外科病棟の事務をしているせいか、癌患者さんと聞くと、ちょっと身近で切ない気がしてしまうのです。
謎が解けた!ってすっきりする反面、まさに切ない物語。
でも、本文にも書いたけど、映画ではヒロくん派でも、本では優くん派です(笑)。
タグ:美嘉
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