SSブログ

王妃マリー・アントワネット―青春の光と影 / 藤本 ひとみ [国内作品]


王妃マリー・アントワネット―青春の光と影

王妃マリー・アントワネット―青春の光と影

  • 作者: 藤本 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本


王妃マリー・アントワネット    華やかな悲劇のすべて

王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて

  • 作者: 藤本 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: 単行本


アンジェリクを読んだら、さらに藤本ひとみさんの本を読みたくなったので、こちらを借りてみました。
ブログ記事のタイトルは「王妃マリー・アントワネット―青春の光と影」となっていますが、「王妃マリー・アントワネット―華やかな悲劇のすべて」と合わせての記事となります。
ハードカバーの本で読みましたが、文庫も出ているようですね。

小説は小説なんだろうけど、伝記って感じでした。もうちょっと創作的なのを期待していたので、ちょっと残念。でもその分、マリー・アントワネットがどういう人生をおくったのかは分かりやすかったです。(まあ、全てが事実というわけではないかもしれませんが)

マリー・アントワネットは、異国の地へ嫁いで、必死に生きた女性、という印象を受けました。

「パンがなければケーキを食べればいいのに」という有名な言葉も、彼女のものではなかったようです。
ルイ15世の娘の3姉妹、つまり叔母さまの台詞。
まずは彼女らとの付き合いが、フランスでの宮廷生活のスタートを狂わせていった観があります。

マリー・アントワネットではなくて、母親であるマリア・テレジアのような人が嫁いできていたら、どうなっていたのだろうか。
もっとフランス王妃になるための教育がなされていたら。
オーストリアの宮廷とフランスの宮廷はずいぶん異なるようで・・。
マリア・テレジアの「オーストリア女であり続けなさい」という言葉も、逆効果。
マリー・アントワネットにも非はあるけれど、もっと早いうちに諭す者がいたら、ずいぶん変わっていただろうに。
そして、ルイ16世が、なんとも情けない。もっとしっかりしていれば・・。
会議では居眠り、狩と錠前造りばかりの日々。必死に王権を守ろうとするマリー・アントワネットの気も知らずに・・。
「もし」「れば」は言っても仕方がないけれど、全てのことが悪いほうへと導かれていった感じ。

それにしても、フランス革命時の市民には狂気を感じます。
タグ:藤本ひとみ
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 2

ike-pyon

とても気になっていた本です。
by ike-pyon (2011-12-27 02:36) 

あきえもん

ike-pyonさん、コメント&nice!ありがとうございます!
ike-pyonさんも気になっていた本なのですね。なんだか嬉しいです。
参考になれば、幸いです。
by あきえもん (2011-12-27 13:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。