狼と香辛料 / 支倉 凍砂 [国内作品]
ライトノベルに新しい風!ということですが、そこまでライトノベルを読んでいるわけではないからか、単なる鈍感というか、ふ~ん、そうなの・・?という感じでした。まあ確かに、経済が絡んでくるなんて、珍しいかもね。
最初読んだ時にまず思ったのは、「年下なのにすごいなあ」でした(笑)。
まあ、私も年齢を重ねてきたので、年下の作家が出てくるのは当然なのですが。
経済の仕組みとか、私なんてどちらかというと疎いほうだと思うし(経済学系の参考書とかを読んでも、なんとなく分かった気になるけど実はわかっていない)、言葉も難しい単語とか使われていたりするし。
そして、そういうところが中世っぽい雰囲気に相まって、好きなんだけどね。そう、その設定も好み。
ファンタジーは、中世の雰囲気がいいです。ドラクエとかもね。近代的なのはイメージが・・。
ホロの言葉遣いも特徴的。「わっち」とか「ありんす」とか。
ロレンスとホロのやりとりが、やりすぎかと思うくらい、かけ引き重視なのよね。~したら負け、みたいな。商人はそんなに気にするものなのかな。
全17冊。うち3冊(epilogueも含めれば4冊)が番外編(短編~中編)。番外編はside colorsと名の通り、各作品のタイトルに色が入っています。
16の最後では、15の最後での予想を裏切ってずっと2人で旅を続けるのかと思いきや、17のエピローグでは、あれ、結局店を持つことにしたの、と読みは外れまくり(^^;どんな店かというのも意外。商人といえば商人、商売には違いないけど、行商人だったのに物を売らないのかい!物ではないものを売るところが、ホロと共に生きることにしたロレンスならでは・・?いや、つながらないけどね。
私的には、このエピローグは2編とも大好きです。
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