皇妃エリザベート / 藤本 ひとみ [国内作品]
バイエルンからオーストリアに嫁いだ、エリザベートの生涯。
愛称はシシィ。父マクシミリアンの自由奔放さを受け継ぎ、王位継承権からも遠くのびのびと育った娘。
あるきっかけで夫になるフランツ・ヨーゼフ。
シシィの自由さを好んで妻にしたのに、母のゾフィにまかせるなんて。
ゾフィはシシィの自由の翼を縛ろうとする。皇室に嫁いだのだから当然のことではあるけれど。
そして、いろんな面でシシィよりゾフィを優先。そんなところはちょっと・・。
嫁姑問題を助長した要因には夫の言動にもあるだろう。
シシィはウィーンから遠ざかるように、あちこちを旅するようになる。
4人の子供との関わり方がまた、シシィの性格を表している。
シシィが亡くなるのは1898年。まだ100年ちょっとしか経っていない。100年前はまだこんな世界が続いていたのね。
メッテルニヒ、ビスマルク、ワーグナー、ラデツキー、ルートヴィヒ2世、ノイシュヴァンシュタイン城。
そんな単語が、まとまる、つながる。この時代だったんだな、と。
タグ:藤本ひとみ
2013-10-18 19:42
nice!(1)
コメント(0)
コメント 0