上海恋茶館 / 青木 祐子 [国内作品]
上海恋茶館 待ちぼうけのダージリン (上海恋茶館シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 青木 祐子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/28
- メディア: 文庫
青木祐子さんのヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズの次の作品です。
1冊目は割と買ってすぐに読みましたが、2・3冊目はつい最近読みました。
20世紀初頭のイギリス租界、上海。
そんな時代はあまり詳しくないので、新しい文化に触れられて楽しかったです。
白麗路に紅麗路、虹口。そんな単語にわくわく。
そして阿片。でもアヘン戦争からもだいぶ経っているはずだよね・・?
イギリス人のリリア、日本人の龍之介、2人ともいろいろと隠しているものがある。
文章が今までと違う感じがするのは、そんなところも関係するのか。格闘技もあるし。
最初、ちょっとあれ・・とも思ったけれど、最後まで読んで良かったです。
まさに、和洋中のミックスです。
特に服装に表れている気がします。龍之介の着流し、リリアのドレス、フェイの旗袍。
フェイの部屋の壁紙が赤だったりするのは、中華のイメージですね。
地元の少年、魯明がいい味出しています。
茶館いいな。私もお茶好きなので。個人的にはアールグレイが好き。
ミルク、ジンジャーシロップ、そして緑茶も。カップもまたいい。
いったん閉館、ということは、続くのかな・・?帯には完結とあるけど。番外編みたいな形ならありえるか。
1.待ちぼうけのダージリン
2.アール・グレイは琥珀のくちづけ
3.ジンジャー・ティーは熱くまろやかに
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