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織田信長 / 山岡荘八 [国内作品]


織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

  • 作者: 山岡 荘八
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/09/08
  • メディア: 文庫


日本の歴史はあまり詳しくないので、知識を得るためにも読んでみました。
わかりやすいし、面白かったです。誰が誰の手勢だとか策士だとか、そういうつながりがなんとなく整理できたかな。
山岡荘八文庫、100冊あるらしい。ぼちぼち読んでみたいと思います。

何のイメージだったのかわかりませんが、なんとなく孤高でナルシスト的なイメージだったのがくつがえされました。子供の頃から、やんちゃというかガキ大将で、うつけ者と呼ばれていた。でも、あちこち遊び歩いていたのにはちゃんと理由あってのこと。誰よりも地勢に詳しい。
3人同時に妾をとるとかいうのにもちゃんと意図が。斉藤道三にも認められる。

小さい頃岐阜県の美濃地方に住んでいて現在実家は愛知県なのもあって、知っている地名も結構でてきます。あ~知ってる知ってる~となんだか嬉しくなります。身近に思えるというか。岐阜の名前の由来とかは初めて知りました。

濃姫が好き。知的な良妻。信長の一見不可解に思える行動も、理解してしまう。自分が子供が産めないということが可哀想。信長には阿濃とも呼ばれている。阿というのはちゃんみたいなことなのかな。

柴田勝家は権六だったりとか、前田利家は犬千代だったりとか、名前が知っているものと違うので、気がついたときに新たな発見をした気分になる。幼名だったりとか、当時の人は名前がころころ変わるみたいね。

明智光秀のことは「ハゲ」と連呼。2人はすれ違いから本能寺の変に至った感じ。
光秀は信長に認めてもらいたいけれど、警戒されていると勘違い。
信長の方は、言わなくてもわかるだろ、という感じで。
光秀の思い込みがひどく、誤った形で家来に伝わり、家来から押された形でやむなく謀反を企てる。
信長も、「ハゲのやったことなら逃げ道はない」といさぎよい。
最後は濃姫で終わったのが、濃姫ファンとしては嬉しい。
タグ:山岡荘八
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