冒険者たち / 斎藤 惇夫 [国内作品]
冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫 (044))
- 作者: 斎藤 惇夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
最初に知ったのは、これまたアニメです。衛星アニメ劇場。
ガンバの冒険とか、そんなような題名だったような。
元々、原作も副題に「ガンバと15ひきの仲間」とついているくらいですが。
でも、アニメは7・8匹の仲間だけです。
確かに数が多くても、主要な役割を果たしているのは、数匹だけだからね。
15匹。
マンプク・忠太・ヨイショ・ガクシャ・イカサマ・シジン・ボーボ・オイボレ・イダテン・アナホリ・カリック・バス・テノール・バレット・ジャンプ
あってるかな。
名前の通りの特技を持っている感じです。
ちなみに、彼らはネズミです。町ネズミ、港ネズミ、船乗りetc.
アニメだと、ボーボがマンプクを、イカサマがイダテンを、シジンがバス・テノールを兼ねているのかな・・?
まあ、一概には言えない部分も多いけど。
忠太の助けの求めに応じ、イタチのノロイに襲われる島ネズミを助けに行く話。
最後のほうの、イカサマの言葉、「ボーボは魚になり、オイボレは消え、潮路さんは昇天した」という言葉が印象的。
昇天なんて言葉は、この本で知ったと思う。
ねずみ返しというのもこの本で覚えたな。
ねずみが上ってこれないようになっているやつ。
イカサマが、面倒くさそうにしながらも、何気にみんなを気遣っているのが魅力的。
オイボレも、みんなに迷惑をかけているように見えて、実は助けていたりして。
アニメを見ていたときは、ガクシャが好きだったような気がする。
あとは、リーダーを決めるところとかも好きだな。
推薦するねずみの後ろに何かを置いていくという。
ボーボは理解していなくて、ただみんなのまねをしていただけだった(^^;
家に文庫があったので、当時読みました。
最近、再び図書館で借りて読んでみました。
危機が訪れるけれど、それこそ危機一髪で助かるというのが、見え見えで繰り返されるのが、ちょっと気になった。
ノロイとの戦いの連夜も。
前はそんなこと思わなかったのにな。
ガンバシリーズの、時間軸としては1作目。
でも、2作目の「グリックの冒険」の方が先に書かれている。
グリックの冒険は処女作?
私が物語書いていた頃読んだ本だな・・。
多少は、影響されてるかな?
※この記事は、2008年8月に書いたものです。
ちなみに、ガンバシリーズ3作目は、「ガンバとカワウソの冒険」。
前に書いたとき、作者名が「斎藤敦夫」になっていました・・。
ここに転載するにあたって訂正(^^;失礼しましたm(_ _)m
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