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だれも知らない小さな国(コロボックル物語) / 佐藤 さとる [国内作品]


だれも知らない小さな国 (講談社青い鳥文庫 18-1)

だれも知らない小さな国 (講談社青い鳥文庫 18-1)

  • 作者: 佐藤 さとる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1980/01
  • メディア: 新書


小さい頃から、家にありました。今でもあるのだろうか・・。
コロボックルシリーズ第1冊目です。

コロボックルとは、3cmくらいの小さな人のことです。
初めて読んだ小人の本がこれだったので(たぶん)、小人=3cmくらいというイメージになってしまいました。
一般的に小人って言うと、白雪姫とかに出てくるくらいの大きさを思い浮かべるのでは。
人それぞれだろうけど。あ、でも1寸法師とかもあるか。
同じ小人でも、はなはなみんみは、うさぎに乗るくらいだから、20cmくらいなのかなあ。

とっても早口で、普通にはルルルルルとしか聞こえません。
おまけにとっても素早くって目にとまらないほどです。
だから普通は気がつきません。
もしかして、その辺にいるかもしれませんよ。

コロボックルは、アイヌ語らしいので、舞台が北海道なのかと思っていたけれど、今回再び読んでみたら、どうやらそうではないみたい。
特定していないようです。
むしろ、どこかわからないように伏せてあります。

また、1冊目の語り手である「せいたかさん」が、大人だと思い込んでいたけれど、読み返して、最初は子供時代から始まっていたのでびっくり。

シリーズで何冊か出ているのだけれど、その発表のあいだの年月だけ、作品の中でも時間が流れているらしい。
これも、最近読み返したときに知りました。
しかも、話の中に、このシリーズの本の名前が出てくる。
実際にこの世界、として描かれているのです。
小さい頃に読んだときも、すでに(おそらく)全巻出ていたくらい前なので。
え、1959年?らしいです。で、5作目が1983年だとか。
最初の本が出たのは50年近く前なんだ・・、しかも、1作目と5作目では20年以上も間があるのね。

コロボックルたちは、せいたかさんを味方につけて、コロボックル王国を築いていきます。
人間に見つからないように、カエルの服を着たり、コロボックルサイズの犬が出て来たり。
通信社が出来て、小さな新聞まで発行されるようにもなります。
最初は人間嫌いだったコロボックルたちも、自分だけの人間の友達を見つけるようになるなど、コロボックル社会もだんだん変わっていきます。

1.だれも知らない小さな国
2.豆つぶほどの小さないぬ
3.星からおちた小さな人
4.ふしぎな目をした男の子
5.小さな国のつづきの話
別巻.小さな国のむかしの話

※以上の記事は、2006年10月に書いたものです。
1959年、といいつつ、発売日1980年(^^;
ハードカバーの本も1996年発売になっているし、最初の版は、今じゃ出ていないということなのかしら。
タグ:佐藤さとる
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コメント 2

ジル

さとうさとる! コロボックルシリーズ大好きです。
また読み直したいので、これから図書館に行って借りるためにメモさせてもらいました。ありがとうございます。
はじめまして、すぴかかさんの柏葉幸子記事のコメント欄からおじゃましました。
(あちらではとんぼや・壱でコメントしてましたが曽根ではジルやってます。)
by ジル (2010-05-09 14:04) 

あきえもん

ジルさん、はじめまして!
ご訪問&コメント&nice!ありがとうございます。
柏葉幸子さんに佐藤さとるさんなんて、ジルさんも児童書が好きなんですね☆
by あきえもん (2010-05-09 23:45) 

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