小説ドラゴンクエストⅢ / 高屋敷 英夫 [国内作品]
小説 ドラゴンクエスト〈3〉そして伝説へ… (ドラゴンクエストノベルズ)
- 作者: 高屋敷 英夫
- 出版社/メーカー: エニックス
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
前にⅤはとりあげましたが、Ⅰ~Ⅲのロトシリーズは、また別の作者さんです。
ドラクエの小説で、初めて読んだのはたぶんⅢ。
私が持っているのは、文庫版です。
ゲームでも、ⅢとⅤが好きですね。
自由度が高いからかな、と今にして思う。
なんとなく、戦士・男、僧侶・女のイメージだけれど、小説では逆です。私の勝手なイメージだしね。
ちゃんと全ての職業が出てきます。
あ、でも賢者はいないか。転職もしないし。
勇者アレル、戦士クリス、僧侶モハレ、魔法使いリザが主要メンバー。
武闘家のカーンは無口だけれど、女武闘家もちょっと見たかったな。
カンダタも何だか好ましいキャラになっています。
リザが好きです。女魔法使いって格好いいなー。
チコというオリジナルキャラクターも、私はいいと思います。
敵にも人間の血を、ということで、チコを登場させたそうだけれど。
ヒミコが母であり、チコが姉であるという出生の秘密を知ったリザ。
その悩むリザの姿が切ないのです。
銀の横笛という小道具も好み。
Ⅰのガルチラも持っているし、関係を想像するのもまた楽しみ。
ちゃんと、アレルとリザは結ばれたのだろうか?
ロマリアでお互いの誕生日にプレゼントを買っているシーンが印象的です。
でも、2人の子孫がⅠやⅡの勇者となるのだとすると、ヒミコの血も引いているっていうことになるのね。
小説では、敵も四天王、みたいに組織立っているのも特徴。
父のオルテガがすでに何体か倒していたり。
書けないくせに、なんとなく設定を考えて楽しんだりしたことがあります(笑)。
(ゲームの)登場人物が定まっていない分、自由に想像することが出来るんですよね。
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