名画で読み解く ブルボン王朝12の物語 / 中野 京子 [歴史の本]
メディチ家から嫁いできたマリー・ド・メディシスの章から始まる。(内容的にはヴァロワ朝にさかのぼってカトリーヌ・ド・メディシスから)
スペインからルイ13世に嫁いだ、アンヌ・ドートリッシュ。
ドートリッシュの名前はオーストリアからきていて、ハプスブルク家の流れ。こんなところで繋がってくるから面白い。
ルイ14世は、アンヌ・ドートリッシュの遅い子供。ルイ13世は男色だったとか。
イングランドとも繋がりが。
ルイ13世の妹であるヘンリエッタは、チャールズ1世に嫁いでいる。
スペイン・ハプスブルク家が途絶え、スペイン継承戦争が起きて、スペイン・ブルボン家が統治し、今に至る。
フランスには公式愛妾の制度が。
ポンパドゥール夫人。ルイ15世よりも有名なんだね。
革命後の流れはあまり詳しくなかったのですが、やっと整理できた(つもり)。
マリー・アントワネットの娘がこんなところで繋がってくるとは。
シャルル10世の息子に嫁いでいる。いとこ同士か。
国家間での結婚が多いんだなという印象。横の繋がりが見えて面白いです。
カトリックは離婚できない、ならばなかったことにしてしまおう。とか、それでいいの?
イギリスの貴族は田舎好きだけれど、フランスの貴族は領地を放ってでも宮廷の傍に住みたがるとか。
チャールズ1世の絵とルイ14世の絵。同じようなポーズをしているとか。
作者も絵に描かれているという趣向の模倣とか。
また、象徴の人物化というのは慣れないですね。西洋では当たり前なのか・・。
こんなところは、「名画で読み解く」ならでは。
タグ:中野京子
2012-06-02 15:22
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