SSブログ

名画で読み解く ブルボン王朝12の物語 / 中野 京子 [歴史の本]


名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)

  • 作者: 中野京子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/05/18
  • メディア: 新書


メディチ家から嫁いできたマリー・ド・メディシスの章から始まる。(内容的にはヴァロワ朝にさかのぼってカトリーヌ・ド・メディシスから)

スペインからルイ13世に嫁いだ、アンヌ・ドートリッシュ。
ドートリッシュの名前はオーストリアからきていて、ハプスブルク家の流れ。こんなところで繋がってくるから面白い。
ルイ14世は、アンヌ・ドートリッシュの遅い子供。ルイ13世は男色だったとか。

イングランドとも繋がりが。
ルイ13世の妹であるヘンリエッタは、チャールズ1世に嫁いでいる。

スペイン・ハプスブルク家が途絶え、スペイン継承戦争が起きて、スペイン・ブルボン家が統治し、今に至る。

フランスには公式愛妾の制度が。
ポンパドゥール夫人。ルイ15世よりも有名なんだね。

革命後の流れはあまり詳しくなかったのですが、やっと整理できた(つもり)。
マリー・アントワネットの娘がこんなところで繋がってくるとは。
シャルル10世の息子に嫁いでいる。いとこ同士か。

国家間での結婚が多いんだなという印象。横の繋がりが見えて面白いです。

カトリックは離婚できない、ならばなかったことにしてしまおう。とか、それでいいの?
イギリスの貴族は田舎好きだけれど、フランスの貴族は領地を放ってでも宮廷の傍に住みたがるとか。

チャールズ1世の絵とルイ14世の絵。同じようなポーズをしているとか。
作者も絵に描かれているという趣向の模倣とか。
また、象徴の人物化というのは慣れないですね。西洋では当たり前なのか・・。
こんなところは、「名画で読み解く」ならでは。
タグ:中野京子
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。