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シュガーアップル・フェアリーテール 銀砂糖師と水の王様 / 三川 みり [国内作品]


シュガーアップル・フェアリーテイル    銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と水の王様 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 三川 みり
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/29
  • メディア: 文庫


シュガーアップル・フェアリーテイルシリーズ10作目。

前作の終わりでミスリル・リッド・ポッドの命が尽きかけていることに気づいたアン。ラファルが瀕死の状態から蘇っていることから命をつなぐ方法を知っているかもしれないと可能性にかけ、ラファルたちを探す旅に出る。

助かるかどうかも不確定なのに、たとえ銀砂糖師の資格を返上することになっても、ミスリルのために出来ることはしたいというアン。アンらしいといえばアンらしいのですが、ちょっと無茶すぎる気が・・。
そもそも、ミスリルの場合は寿命だと思うので、ラファル(実際はエリルだけど)の力を使ったところで、寿命が延びるということ?不死であることもありえること?自然の摂理に反しているのでは?と変なことを考えてしまいました。寿命ではなくて、病気を治すというイメージなら理解できるのですが。エリルもほころびを治すと言っていたし。

そんなこんな言っても楽しく読みました。
やっぱり砂糖菓子を作る場面が好きです。ミスリルのために王冠を作って授けるところ。
ミスリルが色の妖精になりたいという夢もいいなあ。

アンとシャルの関係も、10作目というきりのいいところで一段落。
でも、どうなっちゃうの!?(まあエリルがいるから予想はつくけど・・)というところで次の巻へ続くという。このシリーズは、次の巻へ余波を残す巻が多いですね。
タグ:三川みり
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