フランダースの犬 / ウィーダ [海外作品]
あまりに有名な話だけれど、恥ずかしながらどんな話なのか知らなかったので、読んでみることにしました。
こんな話だったのね。
もう1つ「ニュルンベルクのストーブ」という作品も掲載されていたのだけれど、どちらも「芸術」がモチーフになっているのが印象的でした。
絵画とストーブ(陶器製?)の違いはあれど。
私は、そんな風に芸術に対する思いはないのだけれど、本物の影響っていうのはすごいんだな。
こんなにもこだわり執着するなんて。
でも、フランダースの犬が悲しい結末なのに対し、ニュルンベルクのストーブのほうは、最後はお城に住まわせてもらえるようになるようなハッピーエンド。
一緒に読むと、つい対比しちゃうね。
犬の主人に対する思いも感動的。友情?
自ら進んで荷車を引く。
昔の主人のときは、無理やり引かされていたのに、やっぱりわかるんだね。
暖かい家の中からも、凍える外へとネロを探すために出て行ったり。
何気に、初めにネロとパトラッシュが出会ってからの期間って長いのかも。
10年くらいは経ってそう。
すでに生まれて何年かは経っていたはずなので、かなりの老犬ってことよね。
年老いて・・というような記述もあったような気がするし。
ハッピーエンドじゃない物語って悲しい。
しかも、主人公が死んじゃうなんて。
最後には、評価されたのに、それを知らないままなのが切ない。
1歩遅いよ!って。
でも、本人たちは、願いが叶えられたのだから、最期は幸せだったのかな。
よく耳にする、「もう疲れたよパトラッシュ」という台詞は、私が読んだ本にはありませんでした。
翻訳が違うのか、アニメの創作なのか。
ネロとパトラッシュは、離すことが出来なかったため、一緒に埋葬されたんだって。
いつまでも一緒だね。
※以上の記事は、2007年9月に書いたものです。
日本では、名作というか、有名だけれど、現地ヨーロッパでは、そんなでもないとか。
情報が確かでもないけれど・・。
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