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フランダースの犬 / ウィーダ [海外作品]


フランダースの犬 (岩波少年文庫 (114))

フランダースの犬 (岩波少年文庫 (114))

  • 作者: ウィーダ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本


あまりに有名な話だけれど、恥ずかしながらどんな話なのか知らなかったので、読んでみることにしました。
こんな話だったのね。

もう1つ「ニュルンベルクのストーブ」という作品も掲載されていたのだけれど、どちらも「芸術」がモチーフになっているのが印象的でした。
絵画とストーブ(陶器製?)の違いはあれど。

私は、そんな風に芸術に対する思いはないのだけれど、本物の影響っていうのはすごいんだな。
こんなにもこだわり執着するなんて。

でも、フランダースの犬が悲しい結末なのに対し、ニュルンベルクのストーブのほうは、最後はお城に住まわせてもらえるようになるようなハッピーエンド。

一緒に読むと、つい対比しちゃうね。

犬の主人に対する思いも感動的。友情?
自ら進んで荷車を引く。
昔の主人のときは、無理やり引かされていたのに、やっぱりわかるんだね。
暖かい家の中からも、凍える外へとネロを探すために出て行ったり。

何気に、初めにネロとパトラッシュが出会ってからの期間って長いのかも。
10年くらいは経ってそう。
すでに生まれて何年かは経っていたはずなので、かなりの老犬ってことよね。
年老いて・・というような記述もあったような気がするし。

ハッピーエンドじゃない物語って悲しい。
しかも、主人公が死んじゃうなんて。
最後には、評価されたのに、それを知らないままなのが切ない。
1歩遅いよ!って。
でも、本人たちは、願いが叶えられたのだから、最期は幸せだったのかな。

よく耳にする、「もう疲れたよパトラッシュ」という台詞は、私が読んだ本にはありませんでした。
翻訳が違うのか、アニメの創作なのか。

ネロとパトラッシュは、離すことが出来なかったため、一緒に埋葬されたんだって。
いつまでも一緒だね。

※以上の記事は、2007年9月に書いたものです。
日本では、名作というか、有名だけれど、現地ヨーロッパでは、そんなでもないとか。
情報が確かでもないけれど・・。
タグ:ウィーダ
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