エリザベス一世―大英帝国の幕あけ / 青木 道彦 [歴史の本]
エリザベス女王といえば、絶対王政の代表のように思っていたけれど。
統一法によるイギリス国教会の確立。救貧法。
アマルダ海戦といい、アメリカのヴァージニアといい、東インド会社もこの時代だっけ、まさに「大英帝国」のはじまりのイメージゆえに。
なんか、積極的というか、行動的な人なのかと思っていたら。
そんな絶対主義にイメージされるような、ワンマン的な感じはしない(私の勝手な思い込みか)。
幼い頃から、政治の中心からは離れて生活し、姉(ブラッディ)メアリの時代には、命を狙われていることを感じ、カトリックに改宗したようにみせかけていた。
あまり幸福であった感じはしない。
アマルダ海戦や、スコットランドのメアリ・スチュアートの処刑も、自ら進んでしようとしたのではなく、なるべくなら避けたがっていたようだ。
結婚も、結局はしなかったが、政治のかけひきに利用しようとしていたようだし。
結婚せず子供を残さなかったため、テューダー朝最後の王となる。
即位の時から国民に愛される術を心得ていたというし、国家と結婚したというのも、あながち間違いでもないかもね。
※これも、図書館の本で読んだけれど、講談社現代新書って、表紙変わったんだよね。
Amazonのリンクを入れようとして、この本であっているんだっけ?と不安になりました。
本屋さんで並んでいるのとかを見ても、変わったな~とは思っていたけれど。
前のクリーム色の方が好きだな~。
タグ:青木道彦
はじめまして。「フランバーズ屋敷」に
興味を持ち、感想を検索して、
こちらにたどり着きました。
参考になりました、ありがとうございます
他に紹介されている本も、
私も好き&好きそうで楽しく読みました
児童文学と少女漫画が、お好きでしたら
「コルセットに翼」(もとなおこ)という漫画
は、ちょっとおススメです。
英米の児童文学・少女小説的な話を
現代の少女漫画的に書きましたという
感じで、面白いです
by ツキクサ (2009-06-28 13:10)
ツキクサさん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
「コルセットに翼」ちょっと検索してみたら、なかなか面白そうですね。私の好みにあってそうです。
今度本屋さんに行ったときに、探してみようかな。
本の紹介までして頂いて、嬉しかったです☆
ありがとうございました。
by あきえもん (2009-06-30 18:50)