コルセットに翼 / もと なおこ [漫画]
全10巻。
このブログに訪問してくださったツキクサさんに教えていただいた作品です。
19世紀末から20世紀初頭のイギリスが舞台。
両親を亡くしたクリスティンは、デスデモーナの寄宿学校へ入ることになります。
ところが、そのデスデモーナがとんでもない非情な女性!小公女を思わせる展開。
上級生のジェシカを筆頭とする仲間に加わり、今は知識を手にすることが重要だと、表向きは従順に振舞うことを学びます。
タイトルにもあるコルセットに関する話題も。
1巻から、島をでるときのセディとの別れ、ミスターバードとの出会い、形見の鍵の秘密など、伏線にも気になる要素がいっぱい。
天使の画。病気持ちのラファエル。女医のメアリ・ルース。メイドのアニー。深淵(アビス)。
ミスターバードこと、ローズデールさんとの再会は、思ったよりも早くて。しかも、尊敬するジェシカの婚約者。
デスデモーナとの対決が終わって、どうなるのかと思ったら(早くもコルセットに翼が生えてきたぞと)。
女性の権利を求める時代。これが主題ですかね。
3色のリボンとか印象的。
6巻あたりで(いきなり、と私は思ってしまったけれど)クリスが医者になることを決意。
そういえば、父親も医者だったものね。忘れていたけれど。
女医のメアリ・ルースとの関わりも一因かな・・?メアリ・ルースは結構好きな人物です。
9巻で、めまぐるしく謎が明らかに。
一瞬、この巻で終わり!?と思ってしまったほど。
クリスの出生の秘密。そして、まさかの兄弟疑惑。
10巻では、驚くほど時のスピードが速くてびっくり。
年月が経っているからなんだろうけど、顔つきが変わっていて、単体で抜き出されたら誰が誰だかわからないかも(^^;ストーリーですぐにわかるけど。
アニーが看護婦さんというのもなんだか嬉しい。でも、当時看護婦さんは結婚できないとは知らなかった。
セディ、リアム、ローズテールさんとの関係はどうなるのかと思ったけれど、最後の最後、10巻でやっと進展しましたね。
そして、「翼」はこんなことにもかけていたのか!と感嘆しました。
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