SSブログ

聖書のヒロインたち / 生田 哲 [歴史の本]


聖書のヒロインたち

聖書のヒロインたち

  • 作者: 生田 哲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/07/21
  • メディア: 新書


聖書に登場する女性に焦点を当てているというのと、キリスト教を信じない者でも他の神々や良心と置き換えて読んでほしい、という前書きに惹かれて読みました。

でも結局、信じれば善、信じなければ悪、だから信仰せよ、という風に強く感じたので残念。
別に、聖書があとがきに書いてあるような堅いものだなんて思っていないし、むしろ歴史的な読み物として評価しているし、ちょっと反感を覚えちゃいました。

系図から気になる点が2つ。
1つ目は、アダムとイブの子孫というか、2人の息子のセトの子孫ってどうやって生まれたんだろう・・?近親相姦以外にありえない気がするんだけど・・。
2つ目は、イエスにつながると何人かのところで取り上げられていたこと。
それはマリアの夫のヨセフにつながっているだけで、イエスはヨセフの血を引いていないなら、つながっていないんじゃないの、と。
他にも、他の民族との交わりは禁じていたんじゃなかったっけ、とか。

この本で知った情報もいくつか。
マグダラのマリアが娼婦だという説は、前節に登場する「罪深き女」と同一人物と誤解されていたからだとか。
最後の章のルデヤの話も初めて知りました。

まあ、聖書にはそんなことが書かれているんだな~という読み物としては、まあまあなのではないでしょうか。
入門書としては、割と読みやすいしわかりやすいと思います。
タグ:生田哲
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。