SSブログ

パスタでたどるイタリア史 / 池上 俊一 [歴史の本]


パスタでたどるイタリア史 (岩波ジュニア新書)

パスタでたどるイタリア史 (岩波ジュニア新書)

  • 作者: 池上 俊一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/11/19
  • メディア: 新書


岩波ジュニア新書から。
パスタとイタリアの歴史。

古代ローマ時代もパスタのようなものを食べていたと言えなくもないが、水と結びついて、茹でて食すようになったのは、11世紀頃から。
でも長い間、数世紀前までは何時間も茹でて食べるものだったらしい。
砂糖と結びついていたり、薬のように使われたりと、意外なことがいっぱい。

北部では生パスタ、南部では乾燥パスタが広まっていたらしい。
乾燥パスタは、日持ちがして持ち運びもしやすいため、旅人たちに活用されたとか。
南部はビザンツ、イスラム、スペインと、様々な国に支配されている。
大航海時代にはアメリカ大陸からトマトが持ち込まれ、パスタと結びついた。

割と最近まで、小麦粉は不足し貴重なものだったので、庶民はそんなに食べられなかった。
パスタをいっぱい食べるのが夢、理想郷なんだって。

"お袋の味"のこだわりがイタリアでは強かったみたいだけれど、最近はちょっと薄れてきているとか。
アメリカでは、パスタは付け合せであってメインではなく、地位が低かったらしい。今でもそうなのかな。

美味しいパスタが食べたくなりました。
タグ:池上俊一
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。